つぼってなに?
専門的には経穴(けいけつ)と言います。
英語ではAcupuncture pointやAcupointと表記します。
東洋医学では、気の存在を前提として身体をめぐる無形のエネルギーを 気 その 気 の流れる道を 経絡(けいらく)と呼びます。
経穴は、もとは中国の中医学に由来し経験的な知見により見出されたものです。
重要な神経・血管・筋走行上に位置したり体性-内臓反射等で医学的関連があり、現在ではWHOにおいても治療効果が認められています。
中医学、漢方医学的説明では、経穴は「気と血」のエネルギーの通り道であるといわれる経絡上にあって、気血が出入りし、経絡が合流したり分枝したりする経絡状の重要なところです。
一般的にはツボと呼ばれ、また「穴(けつ)」とも呼ばれるように、熟練した鍼灸師が触診すると、微細な陥凹部としてとらえられる。鍼灸で診断や施術をする重要な部位です。
禁鍼穴・禁灸穴と呼ばれる、施術が禁止されている経穴もあります。
中医学、漢方医学、経絡学の概念で、体内の異常に応じて体表の特定の部位に対応して現れるもので指圧、鍼、灸で刺激を与えることで体調の調整、諸症状の緩和を図るものです。
筋筋膜性疼痛症候群(Myofascial Pain Syndrome)におけるトリガーポイント(例えば腰痛の原因となる筋・筋膜内の好発部位)と大半が一致します。
偽の刺激よりも真の経穴への刺激の方が効果は高いです。
ツボの探し方と刺激の仕方
ツボの位置は決められていますが、実際にはわずかに動くため、ツボの位置の周辺をよく探ってください。
手で押さえると、「痛気持ちいい」と感じるところをツボと捉えます。
ツボの刺激の仕方は次の通りです。
温熱刺激 市販のお灸などでをおこないましょう。
温灸、線香・ドライヤーなどをツボに近づけ、熱さを感じたら体から離す、という動作を3回繰り返します。
指先刺激、リラックスして息を吐きながら、ゆっくり気持ちいい程度の強さで、5秒間押します。次に、ゆっくり息を吸いながら離します。これを1分間繰り返します。
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